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浙江省庵東鎮における環境教育 環境創造型農業の普及事業

1.国名 中華人民共和国
2.事業名 浙江省慈渓市庵東鎮における環境教育・環境創造型農業の普及事業:コウノトリが結ぶ環境協力
3.事業の背景と必要性 中国沿海部の都市近郊農村における急速な工業化及び農業近代化とそれに伴う生活の急変は、水質汚染をはじめ様々な環境悪化を引き起こしている。ここ数年中国政府も環境問題の改善を重要な政策課題としており、沿海部の都市でもエネルギー効率が悪く大気汚染が激しい工場の閉鎖等の環境改善に着手している。特に水郷地帯の多い浙江省では水質汚染への関心が高く、長江デルタ東南に位置する寧波都市圏慈渓市の近郊農村部でも、生活排水や農業による水質汚染を軽減する環境改善活動に取り組み始めている。ここでは就学児童向けの環境学習や住民の環境問題への啓発プログラムが必要とされており、都市部の高所得者層向けの減農薬有機農産物へのニーズが高まる中で環境と共生する農業のあり方も模索され始めている。
4.事業の目的 環境教育のプログラム開発や環境創造型農業の実地研修により、「浙江省内にコウノトリの生息が可能となる水環境を再生する」ことを合言葉に、環境に配慮した生活スタイルの住民への普及および環境創造型農業に取り組む農家のリーダー層を育成することを通じて、コウノトリが生息できる水環境の再生をめざす。
5.対象地域 浙江省寧波市慈渓市庵東鎮
6.受益者層 庵東鎮の住民及び農業従事者
7.活動及び期待される成果

(1)庵東鎮を拠点に、就学児童やその父母が地域の環境問題を総合的に理解できる環境教育のテキスト・カリキュラムが制作・開発される。また、テキストをもとに慈渓市の教員研修が行われ、環境改善に取り組む意識を育む環境教育プログラムのモデルが確立する。

(2)兵庫県豊岡市の環境と経済を両立させる環境創造型農業を学んだ農家や専門家が慈渓市等寧波都市圏における環境改善に取り組むリーダー層となる。

8.実施期間 平成22年7月〜平成24年6月
9.事業の実施体制 特定非営利法人食と農の研究所が、豊岡市や兵庫県の協力を得ながら実施する。現地では、 庵東鎮鎮長やモデル校関係者、慈渓市教育部、慈渓市流通専門家、環境専門家(市職員)を中心に事業を実施する。
II.実施団体の概要
1.団体名(提案自治体) (特)食と農の研究所(兵庫県豊岡市)
2.対象国との関係、
協力実績
平成20〜21年度(特)食と農の研究所の自主事業として、庵東鎮が所属する慈渓市及び上位地方政府である寧波市において水質を中心とした環境汚染調査を実施した(担当部局職員ヒアリング、環境汚染のある地域の視察)。